今回のご依頼は、大阪市西成区の学生マンション（1K・1階）にお住まいの、20代前半・男性（大学生）のお客様からでした。

「こんな状態で呼んでいいのか分からなくて……」 初めてのお問い合わせの際、お客様はかなり気まずそうに、絞り出すように心境を話してくださいました。

入居してまだ一年も経っていないのに、部屋がゴミ屋敷状態になってしまった。 「自分一人ではもう手が付けられない」 そんな焦りと恥ずかしさを抱えながらの、勇気あるご相談でした。

「ゴミ出しのルールが怖い」初めての一人暮らしの落とし穴

現場のマンションは外観も共用部も整っており、扉の向こうにゴミ屋敷があるとは想像もつきません。 しかし玄関を開けると、コンビニ弁当の容器、ペットボトル、レポート用紙、通販の段ボールが床一面を覆い尽くしていました。

なぜ短期間でここまでの状態になってしまったのか。 お話を伺うと、そこには「初めての一人暮らし」特有のつまずきがありました。

実家では家事を家族に任せていたため、掃除の習慣がないままスタートした新生活。 講義、バイト、サークルに追われる中、特に大きな壁となったのが「ゴミ出しのルール」でした。 分別が細かく、間違えたら注意されるかもしれない。「他の住人に見られたら恥ずかしい」。そんな不安からゴミを外に出せなくなり、部屋に溜め込むという悪循環に陥っていたのです。

作業内容

「教科書は捨てないで！」学生生活を守るための慎重な分別

作業前の打ち合わせで、お客様から強いご要望がありました。 「必要な教科書や書類は絶対に残したい」 「パソコン周りは触る前に声をかけてほしい」

学生の方のケースでは、ゴミの山の中に重要なレポートや高価な機材が埋もれていることがよくあります。 私たちは「一気に捨てる」のではなく、「慎重に救出する」作業を行いました。床のゴミを丁寧に分け、生活に必要な物と、明らかな不用品を確実により分けていきました。

ゴミを撤去すると、床には飲み物のこぼれ跡やベタつきが。 短期間とはいえ、掃除機をかけられない状態が続いていたため、汚れは固着していました。ここからは全体クリーニングで、床やキッチン、ユニットバスを徹底的に洗浄。「きちんと生活できる状態」までリセットしました。

「これなら友達を呼べます」恥ずかしさが自信に変わる時

作業完了後、見違えるようになった部屋を見て、お客様は驚きの声を上げられました。

「同じ部屋なのに、全然違って見えます」 「恥ずかしくて誰にも相談できなかったけど、来てもらって正解でした」

そして、「これなら友達を呼べそうです」「まずはこの状態を維持したい」と、とても前向きな言葉を口にされました。 部屋がきれいになったことで、停滞していた学生生活が再び動き出した瞬間でした。

「だらしなさ」ではありません。新しい生活への再スタートです

今回のように、学生マンションで短期間のうちにゴミ屋敷化してしまうケースは、決して珍しくありません。

環境が急変し、自己管理を一人で背負うプレッシャー。そこに忙しさが重なれば、誰だってキャパシティを超えてしまいます。 特に若い方ほど、「こんなことで業者を呼んでいいのか」と悩み、問題を長引かせてしまいがちです。

しかし、期間が短いということは、それだけ部屋のダメージも少なく、リセットしやすいということでもあります。 ゴミ屋敷の片付けは、「だらしなさの後始末」ではありません。充実した学生生活を送るための、「再スタートの一歩」です。

一人で抱え込んで単位や生活を落としてしまう前に、ぜひ私たちにご相談ください。親御様からのご相談も、もちろんお待ちしております。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　20代男性（大学生）
ご依頼エリア	大阪市西成区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	7時間作業/ スタッフ3名
費用	198,000円（税込）

スタッフ3名、２ｔトラック半分の処分量、7時間作業で金額198,000円です。