今回のご依頼は、大阪市平野区のマンション（1DK・2階エレベーターあり）にお住まいの、40代前半・女性のお客様からでした。

お問い合わせ時に印象的だったのは、「業者に頼る前に、できるところまで自分でやろうと思ったんです」という一言でした。 実際、今回のご依頼は「最初から業者任せ」ではありません。かなりのところまでご本人が一人で片付けを試み、その末に限界を感じてご連絡をくださったケースでした。

「一気にやらなきゃ」完璧主義が招いたパニック

現地に伺うと、部屋の一角にはすでに分別されたゴミ袋が積まれていました。衣類や書類も「残すもの」「捨てるもの」に分けようとした努力の跡が、はっきりと残っています。

一見すると「あと少し頑張ればいけそう」に見えるかもしれません。しかし実際には、その「あと少し」が最もつらく、遠い道のりなのです。 お客様は、仕事の疲れから片付けを後回しにする日々の中で、「一気にやらないと意味がない」「中途半端ではダメだ」という思考に縛られてしまっていました。

「ここまでやったのに、全然終わりが見えなくて……」

想像以上の物量と汚れを前に、気持ちが追いつかなくなってしまった。心身ともに消耗しきった様子が、現場の空気から痛いほど伝わってきました。

作業内容

その努力は無駄じゃない。「ここからはプロに任せてください」

作業は、お客様がまとめてくださっていたゴミや不用品の確認からスタートしました。

「ここまで自分でやったのに、結局業者を呼ぶことになって悔しい」 お客様はそう正直な気持ちを打ち明けてくださいました。しかし、私たちはそうは思いません。

「ここまでご自身でやったからこそ、今ここで踏みとどまれたんですよ」 お客様の「自分でやろうとした努力」を尊重し、そのバトンを受け取る形で、残りの仕分けや搬出を進めさせていただきました。

ゴミの撤去後は、全体クリーニングです。 お客様は「ゴミさえなくなれば」と考えておられましたが、実際には長年の生活汚れが蓄積していました。キッチンや浴室の層になった汚れをプロの技術で一つひとつ落としていくにつれ、お客様の強張っていた表情も少しずつ和らいでいきました。

「頼ることも選択肢」自分を責める必要はありません

全ての作業が完了し、綺麗になった部屋を見渡したお客様は、しばらくその場に立ち尽くしていました。

「自分一人でやろうとしていた時より、今の方がずっと気持ちが軽いです」

ご自身でなんとかしようと頑張ったからこそ、途中で折れてしまった自分を深く責めていたそうです。しかし、最終的には「頼ることも選択肢なんだ」と気づき、前を向くことができました。

「途中で心が折れた」それは失敗ではなく、立て直すタイミングです

今回のケースは、「やる気がなかった」わけではありません。むしろ、「自分でどうにかしよう」と責任感を持って動いた人ほど、この壁にぶつかりやすいのです。

片付けは、体力だけでなく、膨大な「判断」を繰り返す精神的な重労働です。一人で抱え込めば抱え込むほど、視野が狭くなり、心が折れやすくなります。

「途中まで頑張ったけれど、もう無理だ」 そう感じた時点は、決して失敗ではありません。むしろ、プロにバトンタッチして生活を立て直す、最適なタイミングです。

自分でやろうとして行き詰まってしまった方こそ、一人で悩まず、私たちにご相談ください。その頑張りを無駄にすることなく、ゴールまでしっかりサポートさせていただきます。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　40代女性
ご依頼エリア	大阪府市平野区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	6時間作業/ スタッフ3名
費用	110,000円（税込）

スタッフ3名、軽トラック2台分の処分量、6時間作業で金額110,000円です。