今回のご依頼は、岸和田市のアパート（3DK・1階）にお住まいの、40代女性のお客様からです。 しかし、実際にその部屋に住んでいたのは、ご依頼者様ではありません。「別居のご親族」でした。

住人本人は、ゴミ屋敷化した部屋を放置して退去（不在）。 退去期限が迫る中、保証人や親族であるご依頼者様が、全ての責任を負う形となってしまったのです。

「なんで私が…」やり場のない怒りと徒労感

現地を確認すると、室内は床が見えない典型的なゴミ屋敷。 長年の生活ゴミ、衣類、不用品が地層のように積み重なっていました。

「本人が片付けに一切関与しないまま、退去日だけが決まってしまった」 「何度も注意したのに…」

ご依頼者様は、怒りと諦めが入り混じった、複雑な心中を吐露されました。 身内のこととはいえ、ここまで荒れた部屋を押し付けられる精神的負担は計り知れません。

作業内容

本人不在だからこそ「慎重な判断」を

今回の難しさは、「持ち主（住人）がいない」ことでした。 勝手に捨てて後から「あれが必要だった」と言われないよう、慎重さが求められます。

• 明らかなゴミ: 迅速に撤去。
• 判断に迷う物: 書類や貴重品の可能性がある物は、一つひとつ写真で記録し、ご依頼者様に確認。

私たちは、ご依頼者様がこれ以上トラブルに巻き込まれないよう、細心の注意を払って「分別の代行」を行いました。

ゴミの下に残された「生活の爪痕」

ゴミを撤去すると、部屋のダメージが露わになりました。 飲み物のこぼれ跡が固着した床、家具の跡、そして染み付いた生活臭。 ゴミを退けただけでは、とても管理会社に引き渡せる状態ではありませんでした。

そこで、当初の予定通り「全体クリーニング」を徹底実施。

• : 固着した汚れを洗浄し、ワックス等で仕上げ。
• 水まわり: 使用感とカビが蓄積した浴室・トイレを、退去基準に合わせて磨き上げ。

「新品には戻らないとしても、退去時に問題にならないレベル」を目指し、現実的なラインで仕上げました。

作業を終えて：「やっと一区切りつきました」

空っぽになり、清掃が終わった部屋を見て、ご依頼者様は深く息を吐き出されました。 「本人には見せられないけれど…これでやっと一区切りついた気がします」

その表情は、部屋が綺麗になった喜びというより、長く背負わされていた重荷を下ろした「安堵」そのものでした。 「これ以上、問題を残さずに済んでよかった」 その言葉に、今回の作業の全てが報われた気がしました。

親族のゴミ屋敷問題、一人で背負わないで

「家族が部屋を放置して出て行ってしまった」 「親族として片付けなければならないが、感情的に許せない」

こうしたケースは決して珍しくありません。 怒りや情けなさを感じるのは当然のことです。だからこそ、その辛い作業を私たちが代行します。

ただゴミを捨てるだけではありません。 残されたご家族の負担を少しでも軽くし、「過去の問題に決着をつける」お手伝いをいたします。 どんな複雑な事情でも、まずは私たちにご相談ください。

お客様情報

ご依頼者	入居者様の親族（保証人）　40代女性
ご依頼エリア	大阪府岸和田市
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	7時間作業/ スタッフ3名
費用	154,000円（税込）

スタッフ3名、２ｔトラック半分の処分量、7時間作業で金額154,000円です。