大阪府和泉市の平屋建て:「腰まで埋まった」ゴミ屋敷。限界を迎えた部屋からの再出発
今回のご依頼は、大阪府和泉市の平屋建てにお住まいの、50代男性のお客様からです。 玄関を開けた瞬間、「これは長期間積み重なってきた現場だ」と直感しました。
視界の大部分を占めるゴミの山は、大人の腰の高さまで達していました。 「もう限界になってしまって…自分ではどこから触ればいいかわからなくなった」 お客様は申し訳なさそうに、そして力なく仰いました。
いつの間にか「ゴミが床になる」恐怖
最初は床が見えていたそうです。 しかし、仕事の忙しさから「袋一つ」「缶一つ」が積み重なり、いつしかそれが足場になり、ゴミの上にゴミを置くのが日常になってしまった…。
このプロセスは、とても静かに進行します。 気づけば一人ではどうにもできない量になっている。これは誰の身にも起こりうることで、決して責められるべきことではありません。

作業内容
危険物が混ざる「ゴミの地層」を解体
今回の作業はスタッフ8名体制。 腰まで積もったゴミは一見柔らかそうに見えますが、中には危険が潜んでいます。
- 混在物: 割れ物、電池、スプレー缶、未開封の食品。
- 液体の変質: 飲み残しが腐敗し、ガスが発生している容器。
私たちは一点ずつ袋を開け、中身を確認しながら慎重に搬出しました。 掘り進めると、湿気で波打った雑誌や固まったレシートなど、「過去の生活の痕跡」が出てきます。ゴミを撤去することは、止まっていた時間を動かすことでもあります。
床が見えた瞬間、こぼれた涙
朝から始まった作業は夕方まで続きました。 何度もトラックへ往復し、ついに床全面が現れた時、お客様は驚きの声を上げられました。
「色…こんなに明るい床やったんですね」
その目には涙が浮かんでいました。 「本当に自分じゃ無理やったんですね…」と呟かれた言葉には、現実を直視できた安堵感が滲んでいました。
染み付いた汚れとニオイの徹底洗浄
ゴミがなくなると、長期間塞がれていた床や壁の汚れが露わになります。
- 床: 黒ずみ、油汚れ、カビを徹底洗浄。
- 水まわり: 蓄積した汚れを素材に合わせた薬剤で分解。
澱んでいた空気が入れ替わり、部屋全体が生まれ変わったように明るくなりました。
作業を終えて:「これでようやくスタートできます」
作業後、お客様は深々と一礼されました。 「ほんまに、ここまでしてくれるなんて思ってなかった。これでようやくスタートできます」
「誰にも言えなかった」「恥ずかしかった」 その重荷を下ろし、再出発の一歩を踏み出された瞬間でした。
どんな状態でも、決して「手遅れ」ではありません
腰までゴミが積み上がっていても、天井まで届いていても、手遅れということはありません。 私たちは、どんな状況でも驚きませんし、否定もしません。
「もう自分ではどうにもできない」 そう感じたら、勇気を出して私たちにご相談ください。その一歩が、必ず生活を変える力になります。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様 50代男性 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 大阪市浪速区 |
| 作業内容 | ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 15時間作業(二日間工程)/ スタッフ4名 |
| 費用 | 330,000円(税込) |
スタッフ8名、2tトラック1.5台分の処分量、15時間作業(二日間工程)で金額330,000円です。




