今回のご依頼は、八尾市のマンション（2階・階段）にお住まいの、50代男性のお客様からです。 この案件は、お客様の「片付けたい」という意思によるものではありませんでした。

「オーナーに部屋の状況を見つかってしまった」

設備点検か何かで室内を見たオーナー様から、厳しく注意を受けたのです。 「このままでは契約継続は難しい」 「原状回復できないなら退去してほしい」

まさに「退去勧告」寸前。 「本当はやりたくなかった」「見て見ぬふりをしていたかった」 そんなお客様の本音と、追い詰められた焦りが交錯する、緊迫した現場でした。

作業内容

「自分では何とかなると思っていた」幻想

現地を確認すると、床一面に生活ゴミが散乱し、埃と湿気がこもった独特の空気。 お客様は「こんなに酷くなっていたとは…」と他人事のように呟かれました。

「自分では何とかなると思っていた」 しかし現実は、オーナーから絶縁を言い渡されるレベルのゴミ屋敷。 私たちは、まずオーナー様との信頼を取り戻すため、徹底的な「ゴミ撤去」に着手しました。

オーナーの目を意識した「視覚的リカバリー」

ゴミの撤去が進むと、隠れていた床が現れました。 そこには、こぼれた飲み物が固着した跡や、長年の埃汚れがびっしり。

「こんなことになっていたとは…」 お客様は初めて危機感を持たれました。物がなくなって初めて、ご自身の部屋が「異常な状態」だったことに気づかれたのです。

トラブル回避のための「退去クリーニング」

ゴミを分別・搬出していくと、床には飲み物の染みや黒ずみがくっきりと残っていました。 片付けだけでは済みません。ここからは**「契約を守るためのクリーニング」**です。

オーナー様がチェックするのは「清潔感」と「設備の維持状況」です。

• 水まわり: カビや水垢で汚れた浴室・トイレを徹底洗浄し、衛生的な白さを取り戻す。
• 床: 染み付いた汚れを洗浄し、ワックス等で見た目の印象を劇的に改善。

「最低限でいいから何とかして」というお客様のSOSに応え、指摘されそうな箇所を重点的に仕上げました。

作業を終えて：「やってよかったかもしれない」

ゴミが消え、磨き上げられた部屋を見て、お客様はしばらく無言でした。 そして、ポツリと仰いました。

「怒られて嫌々だったけど……やってよかったかもしれない」

その表情は、作業前の強張ったものから、少し和らいで見えました。 オーナーに指摘されなければ、おそらくこのまま破綻していた生活。 今回の「強制的な片付け」は、結果としてお客様の生活を守る転機となったのです。

「怒られたから」でも、立派な依頼理由です

「大家さんに見つかって怒られた」 「来週までに片付けないと追い出される」

そんな理由で依頼してもいいのか？ と悩む必要はありません。むしろ、緊急事態こそプロの出番です。

「やりたくないけど、やらなきゃいけない」 そんな後ろ向きな動機でも構いません。私たちが介入することで、オーナー様との関係修復や、契約継続の道が開けます。 最悪の事態になる前に、まずは私たちにご相談ください。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　50代男性
ご依頼エリア	大阪府八尾市
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	7時間作業/ スタッフ5名
費用	198,000円（税込）

スタッフ5名、軽トラック2台分の処分量、7時間作業で金額198,000円です。