大阪市福島区の2DKマンション:「水を流すのが怖い」。機能不全に陥ったゴミ屋敷の水まわり再生
今回のご依頼は、大阪市福島区のマンション(階段)にお住まいの、50代男性のお客様からです。 長期間片付けができず、いわゆるゴミ屋敷状態になってしまったお部屋。
しかし、今回の緊急課題は「部屋の散らかり」以上に深刻でした。 「とにかく、水まわりが使える状態ではなくなってしまった」 「水を流すのが怖くて、何ヶ月も使っていない」
キッチン、浴室、トイレ。生活の基盤となる場所が、ゴミと汚れで完全に機能を停止していたのです。
限界を超えた「水まわり」の惨状
現場に入ると、お客様の言葉以上の光景が広がっていました。 水まわりは一度使えなくなると、使用を避けるようになり、汚れと不安が雪だるま式に増えていく場所です。
- キッチン: ゴミでシンクが埋まり、排水口からは固着汚れと異臭が発生。
- 浴室: 換気不足で壁一面に黒カビが発生。目地は触れると崩れるほど劣化。
- トイレ・洗面: ゴミに埋もれ、尿石や飛散汚れが層になり、清掃自体が不可能な状態。


作業内容
ゴミ撤去で「アプローチ動線」を確保
まずは、水まわりに近づくための環境作りから始めました。 床一面のゴミを撤去し、動線を確保して初めて、設備の全貌が見えてきます。
お客様は「こんなになるまで放置して恥ずかしい」「見せるのが怖かった」と仰いましたが、私たちは決して驚きません。 生活環境や精神的な余裕が奪われれば、誰にでも起こりうることだと理解しているからです。に箱入りのアクリルパネルや限定品は、慎重に扱いました。 「わかっている女性スタッフ」が対応することで、お客様の不安を解消し、スピーディーな仕分けを実現しました。
素材を守りながら「機能」を取り戻す
ゴミがなくなると、プロによる特殊清掃です。 長年蓄積した汚れを無理に擦ると、設備そのものを壊してしまいます。
- 段階的な洗浄: 洗剤の濃度や時間を調整し、素材を傷めず汚れだけを分解。
- 詰まりの解消: 排水口の奥に詰まった異物を丁寧に取り除き、「水が正常に流れる状態」へ回復。
- カビ・尿石除去: 諦めていた黒ずみや固着汚れを徹底的に除去。
作業を終えて:「やっと普通の生活に戻れます」
すべての作業が完了し、蛇口から水が流れ、スムーズに排水されていく様子を確認した時。 お客様はしばらく無言でそれを見つめ、静かに仰いました。
「これでやっと、普通の生活に戻れそうです」
その言葉には、汚れが落ちた喜び以上に、長年抱えていた「水が使えない恐怖」から解放された安堵が滲んでいました。
水まわりのSOS、私たちが受け止めます
ゴミ屋敷の片付けは、単に物を減らすだけではありません。 止まってしまったライフラインを復旧させ、人間らしい生活を取り戻す作業です。
「トイレが汚すぎて業者を呼べない」 「キッチンが埋まって水が出せない」
そんな極限状態でも、私たちは絶対に断りません。 恥ずかしがらず、どうか早めにご相談ください。お客様がもう一度、安心して暮らせる環境を必ず取り戻します。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様 50代男性 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 大阪市福島区 |
| 作業内容 | ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 6時間作業/ スタッフ3名 |
| 費用 | 143,000円(税込) |
スタッフ3名、軽トラック2台分の処分量、6時間作業で金額143,000円です。




