大阪市港区の1LDKマンション:「時間が止まった部屋」を再起動。ゴミの層から見つけた生活の息吹
今回のご依頼は、大阪市港区のマンション(3階・階段)にお住まいの、お客様からです。 現場は、いわゆる食べ残しが散乱するような典型的なゴミ屋敷とは少し異なっていました。
そこにあったのは、「生活が完全に止まってしまった空間」でした。
いつか捨てようとまとめたゴミ袋、未開封の通販段ボール、山積みの書類。 長期間の忙しさや心身の負担により、部屋の中で時間だけが静かに積み重なってしまった……そんな「停滞」を感じさせるお部屋でした。


作業内容
紙ゴミの山から「重要書類」を救出
玄関からリビングにかけては、膝から腰の高さまでゴミが積もり、動線は細い一本道のみ。 特に多かったのが「紙類」と「衣類」の混在です。
一見すると不要なチラシの山に見えますが、私たちは慎重でした。 「こういった現場には、必ず大切な通知が紛れている」 その経験則通り、一袋ずつ広げて確認する中で、何年も探していた保険関係の書類を発見。 お客様も「まさか出てくるとは…」と驚き、安堵されていました。
「入りたくない場所」を「癒やしの場所」へ
ゴミを撤去し、床が見えてくると、次は止まっていた機能を回復させるクリーニングです。
- キッチン: コンロ周りの油とホコリが層になった「固着汚れ」を、専用洗剤で何度も浮かせて除去。ベタつきのないカウンターを蘇らせました。
- 浴室: 湿気でカビが繁殖し、「入りたくない場所」になっていましたが、素材を傷めないよう丁寧に洗浄し、「安心して使える場所」へ戻しました。
- 床: 長年のホコリやシミを拭き上げ、清潔なフローリングを復活させました。
作業を終えて:「ああ、息ができる…」
作業が進み、床が現れ、窓から光が差し込むにつれて、お客様の表情が柔らかくなっていくのが分かりました。 そして、全ての作業を終えた時、お客様がふと呟かれました。
「ああ、ちゃんと息ができる感じがします」
ゴミ屋敷と呼ばれる状態は、単なる「片付け不足」ではありません。 心が疲れ、余裕がなくなった結果として起きる一つの「経過」に過ぎません。責める必要など、どこにもないのです。
止まった時間を動かしませんか?
「いつの間にか、自分では追いつけない量になってしまった」 「部屋にいると息苦しい」
そう感じている方は、私たちにご相談ください。 大量のゴミが積み重なっていても、階段作業でも、プロが入れば必ず解決できます。
お客様がもう一度、深く深呼吸できる生活を取り戻せるよう、私たちが空間と心の片付けをお手伝いいたします。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 大阪市港区 |
| 作業内容 | ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 7時間作業/ スタッフ5名 |
| 費用 | 176,000円(税込) |
スタッフ5名、2tトラック半分の処分量、7時間作業で金額176,000円です。




