今回のご依頼は、大阪市浪速区のマンション（5階・エレベーターあり）にお住まいの、30代男性のお客様からです。 「部屋が散らかりすぎて、PC周りの配線も触れない。自分ではどうにもできない」というご相談でした。

お電話での声は不安そうでした。「ゲーミングPCやモニターが複数台あり、配線がごちゃごちゃで踏むのが怖くて…」 これは、ただの汚部屋ではありません。壊してはいけない高価な機材が埋もれた、難易度の高い「ハイテク汚部屋」の事例です。

現状：ゴミとケーブルが絡み合う「迷宮」

お部屋に入ると、そこはまさに「デジタルの要塞」がゴミに埋もれている状態でした。

• 機材: ゲーミングデスクを中心に、3枚のモニター、2台のPC、マイクアーム、キャプチャーボード、大量の外付けストレージ。
• 床: ペットボトルや弁当容器が積層し、その下を無数のケーブルが這っている。

配線の上に雑誌や服が覆いかぶさり、どこを踏めばいいのか分からない状態。「下手に動かすとデータが消えるかもしれない」という恐怖で、掃除ができなくなっていました。

作業内容

鉄則は「抜かない・踏まない・引っ張らない」

この現場で最も重要なのは、スピードよりも**「安全性」**です。 PCや外付けSSDは、通電中にケーブルが抜けたり衝撃が加わったりすると、データ破損や故障に直結します。

私たちは作業前にお客様と「絶対に触ってはいけない機材」を確認し、タグ付けを実施。その上で、以下のルールを徹底しました。

• 抜かない: 複雑な配線はそのまま維持する。
• 踏まない: ケーブルの位置を手で一本一本確認してから足場を作る。
• 引っ張らない: ゴミと絡まっていても、無理に引かず丁寧にほどく。

「ホコリ」という最大の敵を排除

ゴミの撤去が進むと、危険な実態が明らかになりました。 電源タップ周りにはホコリが綿のように絡まり、延長コードには飲み物のこぼれた跡が固着。さらにPCケースの吸気口もホコリで塞がれていました。

これらは**「発火（トラッキング現象）」や「熱暴走によるPC故障」**の直接的な原因になります。 私たちは、ケーブルを傷つけないようブラシで優しくホコリを除去し、PCの通気性を確保。火災リスクを取り除きました。

また、ゴミの層からは大切な付属パーツも発掘。「これ探してたんです！」とお客様も驚かれ、間違って捨てないよう慎重に選別しました。

PCデスク下と水まわりの徹底洗浄

機材の安全を確保した後は、全体のクリーニングです。

• PCデスク下: キャスター跡と混ざった黒ずみ汚れを、専用洗剤で慎重に拭き上げ。ベタつきのないサラサラの床に戻しました。
• 水まわり: コンビニ容器の油汚れで詰まっていたキッチンや、黒カビだらけの浴室も、専用薬剤で徹底洗浄。

作業後、部屋の空気は一変し、照明が反射するほど明るい空間に生まれ変わりました。

作業を終えて：「これで安心して作業できます」

「こんなに広かったんですね…。ずっと息苦しかったけど、これならもう一度やり直せそうです」

綺麗になったデスク周りを見て、お客様は安堵の笑顔を見せてくださいました。 最後に、今後リバウンドしないための「機材を守るアドバイス」もお伝えしました。

• 電源タップは床に直置きせず、浮かせる工夫を。
• ケーブルを束ねて、空気の通り道を作る。
• PCの吸気口は月に一度、軽くホコリを払う。

精密機器が多いお部屋もお任せください

「ゲーム環境が壊れるのが怖くて片付けられない」 「配線が複雑すぎて業者に頼みづらい」

そんな方もご安心ください。私たちは機材の価値とデリケートさを理解しています。 大切なデータを守りながら、安全に快適な環境を取り戻します。まずは一度、ご相談ください。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　30代男性
ご依頼エリア	大阪市浪速区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	10時間作業（二日間工程）/ スタッフ6名
費用	220,000円（税込）

スタッフ6名、２ｔトラック1台分の処分量、10時間作業（二日間工程）で金額220,000円です。