今回ご紹介するのは、大阪市浪速区にお住まいの70代後半の男性からのご依頼です。アパート1DK一階に一人暮らしの現場でした

ご相談の背景：ゴミが原因で「転倒の危険」がある状態に

お客様は、奥様に先立たれてから長年一人暮らしを続けておられました。もともと几帳面な方でしたが、数年前に足腰を痛めてから家事全般が難しくなり、ゴミ出しのペースが落ち、気づけばゴミ袋や新聞、空き缶が積み重なる状態に。

当初は「ゴミだけ持ってってくれたらいいんじゃ」というご要望でしたが、ご自宅に伺うと、ゴミ袋が玄関の段差の前にも積まれ、お客様自身がつまずきそうになるほど通路が狭く、転倒の危険がある「生活リスクが高いタイプ」の状態でした。

作業内容：ゴミ撤去で露わになった「長年の汚れ」

作業を進めると、お客様は「プロは早いのう」と驚かれましたが、ゴミが減るにつれて長期間掃除ができなかったことによる深刻な汚れが姿を現しました。

• キッチン：シンクは水垢と油汚れが固着して黒ずみ、排水溝からはヘドロ状の汚れによる強い臭気。
• 浴室：カビで天井から床まで黒ずみ、床の溝に汚れが蓄積。
• トイレ：便器周囲が茶色く変色し、床にも尿の飛び散りが固着。

ゴミが片付いた段階で、お客様は「情けない話じゃけど、水回りだけでも何とかなるかの？」と、追加でクリーニングをご依頼くださいました。

専門技術で安全と清潔を回復

私たちは、長年の汚れが固着した水まわりを、専用薬剤を使い分けながら段階的に再生していきました。

• キッチン：蓄積した油汚れを分解剤で柔らかくして丁寧に削り、排水周りを漂白と研磨で本来の輝きに。
• 浴室：天井・壁・床のカビを専用薬剤で処理し、排水口の固着ヘドロを完全に撤去。臭いを大きく改善。
• トイレ：厚く固まった尿石を削りと薬剤反応で繰り返し除去し、陶器本来の白さへ回復させました。

「わしの家じゃないみたいじゃ」という感動

クリーニング完了後、お客様は仕上がりを見てしばらく言葉を失ったあと、「わしの家じゃないみたいじゃ」「ほんまに助かった」と、しみじみ喜んでくださいました。家の環境が整うことで、生活の安全性も向上し、人生の質が大きく変わる瞬間です。

【再発防止のためのアドバイス】

• 座ったまま捨てられる仕組み：ゴミ箱を複数箇所に置き、座ったままでも手が届くように工夫する。
• 無理をしない習慣：重いゴミ袋を無理に持たず、定期的な回収サービスを利用する。
• 軽拭き：浴室は使用後にタオルで壁を軽く拭くだけでカビ発生率が激減することをお伝えしました。

今回のケースは、高齢者の一人暮らしでは決して珍しくありません。ご自身やご家族の家が心配な方は、「恥ずかしい」と抱え込まず、まずは早めにご相談ください。ゴミ屋敷の片付けから水まわりの徹底クリーニングまで、最適な作業をご提供いたします。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　70代男性
ご依頼エリア	大阪市浪速区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・水回りクリーニング
作業時間 / 人数	5時間作業/ スタッフ3名
費用	99,000円（税込）

スタッフ3名、軽トラック1.5台分の処分量、5時間作業で金額99,000円です。