今回のご依頼は、大阪市東成区のマンション（2階・階段）を管理する、不動産管理会社様からの直接のご相談です。 対象は、60代男性が単身で暮らす一室。

きっかけは、近隣住民からの「水漏れ」「異臭」に関する複数のクレームでした。 現地確認を行うと、室内は長年のゴミと汚れで荒廃しており、早急な対応が必要な状態。 今回は、管理会社様立ち会いのもと、「トラブルの火消し」と「原状回復」を目的とした作業を実施しました。

管理リスクとしての「汚部屋」

入居者様ご本人は「生活できている」という認識でしたが、管理側の視点では看過できない状態でした。

• キッチン: 食品残渣と油汚れで排水口が詰まりかけ、漏水リスクが高い。
• 水まわり: カビや汚れが激しく、設備自体の劣化（資産価値の毀損）が進んでいる。

放置すれば、さらなる近隣トラブルや設備事故に直結します。 私たちは、管理会社・入居者・近隣住民の三者の立場を考慮し、慎重かつ迅速に作業を進めました。

作業内容

トラブルを防ぐ「慎重な分別」

まずは床に散乱したゴミや不用品の撤去です。 管理会社案件で最も重要なのは、「入居者様の権利を守りながら進めること」です。

勝手に捨てたと言われないよう、私物とゴミの線引きについて事前に管理会社様と情報を共有。 トラブルの種を摘みながら、作業環境を整えました。

「清掃」か「修繕」か。プロの目線で報告

不用品撤去後は、水まわりを中心とした全体クリーニングです。 ここでは、単に綺麗にするだけでなく、「建物の診断」も兼ねて行いました。

• キッチン: 油汚れと詰まりを除去し、排水の通水テストを実施。
• 浴室: カビを除去した上で、「清掃で改善した箇所」と「経年劣化で修繕が必要な箇所」を明確に切り分け。

清掃業者がここまで細かく報告することで、管理会社様は次のアクション（オーナーへの修繕提案など）をスムーズに起こすことができます。

作業を終えて：全員にとっての「リセット」

作業完了後、室内を確認された担当者様は安堵の声を漏らされました。 「ここまで悪化しているとは思わなかった。これで他の入居者様からのクレームリスクも下げられます」

また、入居者様ご本人も「こんなに変わるならもっと早く頼めばよかった」と、生活環境の激変に驚かれていました。 今回の介入は、管理上のリスクヘッジであると同時に、入居者様の「生活再建」でもあったのです。

賃貸物件のトラブル、私たちが解決します

入居者の高齢化やセルフネグレクトにより、室内環境が悪化するケースは年々増えています。 これらは放置しても解決せず、最悪の場合は訴訟や強制退去などの大きなトラブルに発展しかねません。

「入居者と連絡がつきにくい」 「近隣から異臭の連絡があった」

そんな時は、早い段階で私たちにご相談ください。 ゴミの撤去から特殊清掃、そして設備の状態報告まで。 「今後、管理しやすい状態に戻す」ことをゴールに、御社の物件を守るお手伝いをいたします。

お客様情報

ご依頼者	不動産管理会社様
ご依頼エリア	大阪市東成区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング・消臭作業
作業時間 / 人数	7時間作業/ スタッフ3名
費用	165,000円（税込）

スタッフ3名、軽トラック2台分の処分量、7時間作業で金額165,000円です。