今回のご依頼は、大阪市東成区のアパート（1階）にお住まいの、70代後半の男性のお客様からです。 「そろそろ限界だと思って電話しました」

お電話口からは、申し訳なさや恥ずかしさが滲んでいました。 大きな病気をしたわけではない。ただ、「若い頃からズボラで、年を取って余計に動けなくなってしまった」とのこと。 助けを求めるまでに、どれだけの葛藤があったことでしょう。

「だらしない」のではなく、身体が追いつかないだけ

お部屋を拝見すると、床一面に新聞紙、チラシ、弁当容器が広がり、生活動線は細い一本道のみ。 いわゆる「ズボラ型」の散らかり方でしたが、これは決して怠慢ではありません。

• 物を捨てられない（愛着）
• 掃除より休息を優先してしまう（体力低下）
• 一度散らかると気力が出ない

これらが重なった結果であり、加齢による「生活の自然な変化」なのです。

作業内容

思い出を掘り起こす「人生の整理」

作業前、お客様と「仕分けの基準」を決めました。 大切にしてきた家具や愛用品が多いお部屋です。全てを捨てるのではなく、「保留箱」を作りながら丁寧に選別しました。

作業が進むと、新聞紙の山の下から、未開封の郵便物や、古い年賀状の束が出てきました。 「あぁ、これ探してたんだよ」「こんなのまだ持ってたか」

懐かしそうに笑うお客様。 高齢の方のお部屋の片付けは、単なる掃除ではありません。過去の時間を遡り、人生を整理する大切な時間でもあります。

アパート1階特有の汚れをプロが除去

ゴミがなくなると、長年の汚れが現れました。 特にアパートの1階は湿気がこもりやすく、汚れが固着しやすい環境です。

• キッチン: ホコリと湿気が混ざったベタつき汚れを除去。
• 水まわり: 浴室のカビ、トイレの黒ずみ、洗面台の黄ばみを、プロの機材と薬剤で徹底洗浄。

お客様が想像していた以上に、明るく清潔な空間を取り戻しました。

作業を終えて：「こんなに広かったんだ」

作業後、広々とした部屋を眺めながら、お客様は驚きと安堵の表情を浮かべられました。 「自分ひとりじゃ絶対に無理だった。本当に頼んでよかった」

そう何度もお礼を言っていただき、私たちも胸が温かくなりました。 早めにご相談いただけたことが、何より素晴らしい選択でした。

無理なく続けるためのアドバイス

最後に、お客様の体力に合わせた維持方法をご提案しました。

• ゴミは溜める前に「小さい袋」で捨てる
• 週に1回だけ「10分だけ片付ける」
• 体調が悪い日は無理をしない
• 動けない週が続いたら、早めに業者を呼ぶ

「老い」による変化は、恥ずかしいことではありません

年齢とともに気力や体力が低下し、片付けができなくなるケースは圧倒的に多いです。 それは「甘え」ではなく、誰にでも訪れる変化です。

「昔より動けなくなった」 「部屋が荒れてきて不安だ」

そう感じたら、一人で悩まず私たちを頼ってください。 お客様のペースに合わせて、安心して暮らせる環境づくりをお手伝いします。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　70代男性
ご依頼エリア	大阪市東成区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	6時間作業/ スタッフ3名
費用	110,000円（税込）

スタッフ3名、軽トラック1.5台分の処分量、6時間作業で金額110,000円です。