大阪市旭区の2LDKマンション:「住んでいないから汚れない」は大間違い。カビと思い出に埋もれた実家の再生
今回のご依頼は、大阪市旭区のマンション(5階・階段作業)にお住まいの、50代男性のお客様からです。 ご両親が引っ越され、数年間「空き家」となっていたお部屋の片付けと全体クリーニングです。
「物は置いたままでも、住んでいないから汚れてはいないだろう」
そう思い込んでいたお客様が、久しぶりにドアを開けた時、現実に直面しました。 鼻を突く強いカビ臭と湿気。床に積もった厚い埃。 そこは、時間が止まったまま急速に劣化が進んだ空間でした。
「空き家」はなぜ汚れるのか?
- カビ・湿気: 換気不足により、浴室や壁紙に黒カビが繁殖。
- 排水口の臭い: 長期間水を流さないことで配管が乾き、下水の臭いが上がってくる。
- 埃の固着: 誰も歩かない床の埃は、湿気を吸って層になり、こびり付く。
さらに今回は「エレベーターなしの5階」。 「これは自分一人ではどうにもならない」とご依頼いただいたのは、賢明な判断でした。


作業内容
「捨てる=否定」ではない。心の整理をお手伝い
お客様の手が止まっていた最大の理由は、「親の家だからこそ、勝手に捨てられない」という心理的負担でした。 片付けることが、親御さんの歴史を否定するように感じてしまったのです。
私たちは、単に物を右から左へ捨てることはしません。
- 確認スペースの確保: 即断せず、一度広げて確認する。
- 思い出の保護: 「これは残しましょう」「写真は撮ってから処分しましょう」と声掛け。
第三者が間に入ることで、お客様は「残す物」と「お別れする物」を冷静に選べるようになりました。
「安心して使える状態」へリセット
思い出の整理がついたら、次は環境のリセットです。 5階まで階段での搬出作業を完了させ、全体クリーニングを行いました。
- 水まわり: 繁殖した黒カビや、こびり付いた排水口の汚れを除去。
- キッチン: 固着した油汚れと埃を落とし、「心理的に使える状態」へ回復。
完全な新品には戻りませんが、「家族がもう一度ここを使おう」と思える清潔な空間を取り戻しました。
作業を終えて:「やっと前に進めた気がします」
作業完了後、風が通り抜けるようになった室内を見て、お客様は安堵されました。 「やっと前に進めた気がします。この家を使おうと思える状態になりました」
放置期間が長いほど、片付けには体力だけでなく、精神的な負担がかかります。 しかし、部屋がきれいになれば、止まっていた時間も動き出します。
実家の「しまいじたく」ご相談ください
「親の家をどうしていいか分からない」 「空き家のまま放置している」
そんな方は、家が傷んでしまう前にご相談ください。 私たちは、お客様の「親を想う気持ち」を大切にしながら、家族の歴史と向き合うお手伝いをさせていただきます。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様の御子息様 50代男性 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 大阪市中央区 |
| 作業内容 | ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 12時間作業(二日間作業工程)/ スタッフ5名 |
| 費用 | 220,000円(税込) |
スタッフ5名、2tトラック1台分の処分量、12時間作業(二日間作業工程)で金額220,000円です。




