大阪市平野区の2DKマンション:「怒られないか心配…」1年以上放置した汚部屋からの脱却
今回のご依頼は、大阪市平野区のマンション(5階・エレベーターあり)にお住まいの、20代女性のお客様からです。 「気がついたら手に負えない状態になってしまった。自分ではどうにもならないので助けてほしい」という、切実なお電話でした。
1年以上、まとまった掃除ができず、生活動線すら塞がれてしまったお部屋。 「本当にこんな部屋でごめんなさい」「怒られないか心配です」 訪問前から何度もおっしゃっていましたが、私たちは決してお客様を責めたり、怒ったりすることはありえません。
汚部屋になってしまうのは、「性格」の問題ではなく、忙しさや心身の不調といった「状況の積み重ね」です。誰にでも起こりうることですから、恥じる必要はないのです。
現状:「虫が怖くて触れない」悪循環
玄関を開けると、コンビニ弁当の空き容器やペットボトル、衣類や段ボールが層のように積み重なり、床が見えない状態でした。 いわゆる「放置型」の状態ですが、これには大きな理由がありました。
「虫が出るのが怖くて、片付けられず放置してしまった」
ゴミの間から害虫の痕跡が見え始めると、恐怖でさらに手がつけられなくなり、空気が澱んでいく…。女性の一人暮らしでは非常によくあるケースです。 今回はその恐怖心ごと、私たちがすべて引き受けました。


作業内容
女性スタッフならではの「丁寧な仕分け」
作業は、お客様の不安を取り除くための女性スタッフからの「声かけ」からスタートしました。 ただ捨てるだけではありません。女性のお部屋には、大切な物がたくさん埋もれています。
- 化粧品・アクセサリー: 小さなピアスひとつも見逃さないよう注意深く。
- 衣類・日用品: 「残すもの」「処分するもの」を一点ずつ確認。
- 見られたくない物: スタッフ側で配慮しながら回収。
うっかり必要な物を捨てないよう、細心の注意を払って分類を進めました。
プロの技で「床と水まわり」を再生
ゴミが片付くと、現れたのは長期間の汚れが固着した床でした。
- 床の固着汚れ: 油、水分、髪の毛が混ざり、黒く粘着質になった汚れは、通常の掃除では落ちません。専用洗剤で浮かせ、スクレーパーで丁寧に剥がすことで、フローリング本来の色を蘇らせました。
- 浴室: 天井や壁の黒カビ、鏡のウロコ汚れを、強めの薬剤と研磨作業で除去。ライトがくっきり映るほど明るくなりました。
- トイレ: 便器内の黄ばみや尿石の層を、数種類の薬剤を使い分けて徹底洗浄。染み付いた臭いの元も断ち切りました。
作業を終えて:こわばった表情が涙と笑顔に
作業が進み、部屋の空気が軽くなるにつれ、お客様の表情に劇的な変化がありました。 最初は不安で硬くこわばっていた顔が、最後には肩の力が抜け、柔らかい表情に。
「こんなに変わるなんて…。ずっと一人で悩んでいたけど、もっと早く頼めばよかった」
涙ぐんで喜ばれるお姿を見て、私たちも胸が熱くなりました。 「やっと普通の生活ができる」という言葉が、何よりの報酬です。
一人で抱え込まず、プロを頼ってください
片付けられないことは、決して恥ずかしいことではありません。 特に「虫が怖い」「汚れすぎて触れない」という場合は、無理せずプロに頼るのが解決への近道です。
お客様には最後に、「一度に全部やろうとせず、気になるものを“今日ひとつだけ手放す”ことから始めてみてください」とアドバイスさせていただきました。
現状を変える一歩を踏み出したい時は、いつでも私たちにご相談ください。 私たちはどんな状態でも受け止め、お客様の生活を取り戻すお手伝いをいたします。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様 20代女性 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 大阪市平野区 |
| 作業内容 | ゴミ回収・水回りクリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 6時間作業/ スタッフ3名 |
| 費用 | 110,000円(税込) |
スタッフ3名、軽トラック1.5台分の処分量、6時間作業で金額110,000円です。




