今だけweb割20%OFF
ゴミ屋敷のプロが教えるお役立ち情報 ゴミ屋敷からの脱却方法をお教えいたします

Exceed Blog

ブログ

大阪市城東区の2LDKマンション:「どうせまた散らかる」反省も危機感もナシ?それでもプロが片付ける理由

今回のご依頼は、大阪市城東区のマンション(2LDK・6階エレベーターあり)にお住まいの、40代男性のお客様からでした。

今回のケースには、これまでの事例のような「変わりたい」「スッキリしたい」というお気持ちは一切ありません。 「周囲に言われたから、仕方なく」 引越しや退去の予定もなく、ただ外的な圧力によってご依頼いただいた、いわば「義務としての片付け」でした。

「別に困っていない」本人の認識と、周囲の視線

現場に入ってまず感じたのは、生活ゴミと私物の境界線が消失している点です。 床一面に空き缶、弁当容器、衣類、雑誌が層になり、その上を跨ぎながら生活されていました。

しかし、お客様ご本人にとっては、この状態が完全に「日常」なのです。 「別に困ってない」 「普通に生活はできている」 不衛生さや危険性に対する意識は薄く、あくまで「管理会社や近隣から苦情が来たから、とりあえず対応する」というスタンスでした。

ビフォーアフター
ビフォーアフター

作業内容

「怒られるのは嫌だから」最低限のオーダーメイド

今回のお客様の困り事は、「自分では片付ける気はないが、怒られるのは嫌だ」という点に集約されていました。

ご要望も「とにかくゴミを減らして、見た目を整えること」が最優先。 分別や整理についてご提案しても、「任せる」「どっちでもいい」という反応が多く、生活改善への関心は薄いご様子でした。

私たちはプロとして、そのスタンスを尊重しました。 無理に意識改革を迫ることはしません。お客様のゴールである「苦情回避」のために、明らかなゴミと不用品を中心に回収し、生活動線を確保する作業に徹しました。

「掃除しても意味がない」諦めの中での作業完了

ゴミを撤去すると、床には油汚れや黒ずみが広がっていましたが、お客様からは「そこまでやらなくていい」「住めればいい」とのご判断があり、クリーニングは必要最低限に留めました。

作業完了後、部屋は見違えるほどスッキリしましたが、お客様は終始淡々とされていました。 「どうせまた元に戻ると思いますよ」 「掃除しても意味ない」

そう口にされる姿からは、ゴミ屋敷状態に対する慣れや、ある種の諦めが感じられました。

正直なところ、私たちとしても「生活習慣が変わらなければ、リバウンドの可能性は高い」と感じた現場でした。しかし、それでも今回の作業には大きな意味があります。

意識が変わらなくても、「環境」だけはリセットできます

ゴミ屋敷の片付けにおいて、「本人の反省」や「改心」は必須条件ではありません。

「本人が困っていない以上、根本解決にはならない」という意見もあるでしょう。しかし、近隣トラブルや強制退去といった最悪の事態(リスク)を回避できたという点で、今回の作業は成功です。

「やる気はないけど、怒られる前に何とかしたい」 「部屋をきれいにしたいわけじゃないけど、トラブルは避けたい」

そんな消極的な理由でも構いません。 私たちは、お客様の意識を変えることはできなくても、部屋の状態をリセットすることはできます。 「とりあえず今のピンチを乗り切りたい」。そんな割り切ったご相談も、私たちはお待ちしております。

お客様情報

ご依頼者入居者様 40代男性
ご依頼エリア大阪市城東区
作業内容ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数7時間作業/ スタッフ5名
費用154,000円(税込)

スタッフ5名、2tトラック半分の処分量、7時間作業で金額154,000円です。