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大阪市北区の3LDKマンション:「着替えを取りに来たら…」入院を機に発覚した、孤立とゴミ屋敷の現実

今回のご依頼は、大阪市北区の賃貸マンション(3LDK・5階エレベーターあり)にお住まいの、60代男性のお部屋に関するご相談でした。

ご依頼主は、ご親族の方です。 きっかけは、入居者様ご本人が体調を崩して入院されたことでした。 ご親族が必要書類や着替えを取りに部屋を訪れた際、初めてドアの向こうの現状を目の当たりにし、言葉を失ったそうです。

普段は近隣トラブルもなく、周囲もまさか室内が荒れているとは想像していませんでした。 「急ぎで何とかしてほしい」 ショックと動揺が入り混じる中での、緊急のご相談でした。

「だらしなさ」ではなく「体調悪化」のサイン

入室は、管理会社・関係各所立ち会いのもと慎重に行われました。 ドアを開けた瞬間、長期間密閉されていた淀んだ空気と異臭が一気に流れ出しました。

室内は、床が見えないほどのゴミ屋敷状態。 食品容器、空き缶、弁当のパックが積み重なり、腐敗が進んでいます。特にキッチンと水まわりの惨状は凄まじく、シンクには汚れた食器が山積みになり、排水口周辺には害虫の痕跡が多数見られました。

近隣住民を悩ませていた「異臭」と「虫」の原因は、間違いなくこの部屋にありました。

ビフォーアフター
ビフォーアフター

作業内容

本人不在だからこそ、慎重な判断と安全の確保

今回の一番の課題は、ご本人が入院中で立ち会えないことです。 「どこまで片付けていいのか」「必要なものを捨ててしまわないか」という不安がご親族にはありました。

私たちはご親族と密に相談しながら、明らかなゴミと、生活に必要な物を慎重に選別しました。特に書類や貴重品の可能性があるものは一つひとつ中身を確認し、勝手な判断で処分しないよう細心の注意を払いました。

ゴミを撤去し、床や壁が見えてくると、長年の汚れやカビが明らかになりました。 ここからは全体クリーニングです。 退院後の生活を見据え、衛生面の改善はもちろん、つまづき転倒のリスクを減らすよう、床の動線を徹底的に整えました。

「気づけなくてごめん」を「リセットできてよかった」へ

作業完了後、きれいになった部屋を見て、ご親族は複雑な表情を浮かべられました。

「もっと早く気づいてあげられなかった」 「こんな状態で一人で過ごさせてしまっていたなんて……」

胸を痛めるご親族に対し、私たちは「今、気づくことができて本当によかったです」とお伝えしました。 もし入院せずにこのまま生活が続いていたら、孤独死などの最悪の事態になっていたかもしれません。

「これで、退院後も安心して戻れます」 最後に見せてくださった安堵の表情が、今回の作業の意義を物語っていました。

入院は、生活を立て直すための「きっかけ」です

今回のように、入院をきっかけにゴミ屋敷が発覚するケースは決して珍しくありません。

体調の悪化とともに部屋が荒れていく。それを誰にも言えずに抱え込んでしまう。 問題が表面化したときには、すでにご本人の手ではどうにもならない状態になっています。

周囲の方がそれに気づいた時、どうかご本人やご自身を責めないでください。 専門業者に依頼することは、決して恥ずかしいことではなく、ご本人の生活と健康を守るための前向きな選択です。

「退院後の生活が心配だ」。そう思ったら、まずは私たちにご相談ください。 安心して療養から戻れるよう、私たちが生活の土台を整えます。

お客様情報

ご依頼者入居者様 60代男性
ご依頼エリア大阪市北区
作業内容ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数7時間作業/ スタッフ4名
費用198,000円(税込)

スタッフ4名、2tトラック半分の処分量、7時間作業で金額198,000円です。