大阪市住吉区の2DKマンション:「後悔は、退去してからやって来た」20年住んだ部屋が空っぽになった時、残っていたもの
今回のご依頼は、大阪市住吉区にお住まいの、50代前半・男性のお客様からでした。
「もう引っ越した後なので、部屋は空です。原状回復できるか見てほしい」
お電話口での口調は淡々としており、どこか事務的な印象を受けました。 長年住んだ賃貸物件の退去に伴う、ゴミ処分と全体クリーニングのご相談。しかし、この現場には、物がなくなったからこそ見えてくる「生活の真実」がありました。
家具が消えた部屋に残った、20年分の「生活の癖」
現場はすでにお客様が退去された後で、家具や家電はほとんど残っていませんでした。 しかし、物がなくなったことで逆に浮き彫りになっていたのが、長年の生活の痕跡です。
床にはゴミの跡や、生活動線に沿った黒ずみがくっきりと残り、壁際にはホコリと汚れが固着しています。水まわりも「使ってはいたが、手入れはしていなかった」ことが一目で分かる状態でした。
お客様はこの部屋に20年以上お住まいでした。 仕事一筋で、家は「寝に帰るだけの場所」。若い頃からの「多少散らかっていても気にならない」という感覚のまま、汚れは地層のように蓄積していきました。

作業内容
引っ越してから気づいた違和感。「自分はこんなふうに暮らしていたのか」
今回、退去の理由は更新のタイミングでした。 最低限の荷物だけを新居へ移動させ、初めて「空になった旧居」を客観的に見た時、お客様の中に違和感が生まれました。
「あれ、こんなに汚していたんだな」
住んでいる間は、家具や物が汚れを隠してくれていました。しかし、すべてを取り払った時、そこにあったのは荒れた床と壁だけ。 新居に移った後も、「あの部屋をあんな状態で返すのはまずいのではないか」「長年住ませてもらったのに失礼だったのではないか」という思いが消えず、日に日に強くなっていったそうです。
反省は、住んでいる間でも、片付け中でもなく、“退去してから”やって来たのです。
「部屋が空になると、自分の生活態度だけが残るんですね」
作業は鍵をお預かりして実施しました。 経年劣化や染みついた汚れは完全には消えませんが、「これ以上は貸主に失礼にならないレベル」を目指し、プロの技術で徹底的に磨き上げました。
作業完了後、写真で仕上がりをご報告すると、お客様から長文のメッセージをいただきました。
「正直、住んでいた時は何とも思っていませんでした。汚れていても、自分の生活だからと開き直っていたんです」 「でも今、もう住まないと思った瞬間に、あの部屋をあんな風に使っていた自分が恥ずかしくなりました」
そして、特に印象的だったのがこの一文です。 「部屋が空になると、自分の生活態度だけが残るんですね」
ゴミや物に隠されていた汚れは、物がなくなって初めて“自分の痕跡”として突きつけられます。その現実を受け止めたとき、初めて生まれる反省があります。
遅れてきた反省は、次の生活への「戒め」になる
お客様は最後に、「今回のことは、自分への戒めだと思っています」と結ばれていました。 それは強い後悔というより、静かで、しかし深い納得を含んだ反省でした。
ゴミ屋敷や汚部屋の問題は、生活が続いている間は“日常”として処理され、感覚が麻痺してしまいます。 しかし、退去という強制的な「終わり」が来たとき、初めて自分の暮らし方を振り返る余白が生まれるのです。
「もっと早く気づいていれば」と思うかもしれません。 しかし、反省が遅れてでも生まれたこと自体に大きな意味があります。この経験はきっと、新しい住まいでの生活を、より良いものにしてくれるはずです。
私たちは、そんなお客様の「心の区切り」をつけるためのお手伝いをしています。 立つ鳥跡を濁さず。もし、退去した部屋のことが心に引っかかっているなら、私たちにご相談ください。きれいにリセットして、新しい生活へ進みましょう。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様 50代男性 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 大阪市住吉区 |
| 作業内容 | 全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 6時間作業/ スタッフ3名 |
| 費用 | 110,000円(税込) |
スタッフ3名、6時間作業で金額110,000円です。




