今回のご依頼は、大阪市住之江区のマンション（1K・5階）にお住まいの、30代男性のお客様からでした。

「管理会社に知られずに、今の部屋を何とかしたいんです」 お問い合わせの時点で、お客様の声には切迫した響きがありました。

「近隣や管理会社に気付かれるのが一番困る」 「張り紙や連絡が来る前に、静かに片付けたい」

仕事が忙しく、深夜帰宅が続く中で荒れてしまった部屋。ご本人は「まだ住める」と思っていましたが、ふと共用部から見えるベランダや玄関周りを客観視した時、「管理会社に見られたら即アウトだ」という事実に気づき、ご相談をいただきました。

ご近所に悟られないために。「隠密作業」の徹底プランニング

現地確認では、管理会社や他の住人が出入りしにくい時間帯を選び、搬出ルートやエレベーターの使用方法まで綿密な打ち合わせを行いました。

室内は、飲食ゴミ、段ボール、衣類が層になって積み重なり、床が見えない状態です。いわゆる「気付いたらゴミ屋敷化していた」ケースですが、これを運び出すには工夫が必要です。

今回のミッションは、「片付けていること自体が周囲に伝わらない」こと。

• ゴミの袋詰めは室内で完結させ、廊下で音や臭いを出さない。
• 共用部に荷物を滞留させず、少量ずつ分散して搬出する。
• トラックを目立たない位置に停め、スタッフの声掛けも最小限にする。

このように、細心の注意を払って「隠密作業」を進めました。

作業内容

「ゴミさえなくなれば」では甘かった。点検をクリアするためのクリーニング

静かにゴミを撤去していくと、床や壁、水まわりの汚れが露わになりました。 長期間掃除ができていなかった床には汚れが固着し、水まわりも衛生的とは言えない状態です。

当初、お客様は「ゴミさえなくなれば大丈夫」と考えておられましたが、実際の床や水まわりの写真を見て考えが変わりました。 「これでは、管理会社の定期点検が来たら厳しいですね……」

そこで、全体クリーニングを追加実施。 単に見た目を整えるだけでなく、「第三者が室内を見ても問題がない状態（点検基準）」をゴールに設定しました。特に管理会社がチェックしやすい換気扇や排水口、床の隅々まで、生活感が過剰に残らないレベルまで磨き上げました。

「ずっと爆弾を抱えて生活していました」

作業完了後、普通のきれいな部屋に戻った空間を見て、お客様が第一声を発しました。

「これでやっと、普通に暮らせます」

派手な喜びというよりは、肩の力が一気に抜けたような、深い安堵の表情でした。 「ずっとバレたらどうしようという爆弾を抱えたまま、生活していた感じでした。知られずに終わって、本当に助かりました」

ゴミ屋敷という状態そのものよりも、「バレるかもしれない」という精神的なプレッシャーが、いかにお客様の日常を蝕んでいたかが伝わってきました。

注意を受ける前なら、選択肢はたくさんあります

今回のように、「管理会社や周囲に知られずに片付けたい」というご相談は非常に多いです。

大切なのはタイミングです。 管理会社から注意喚起や警告が入る「前」であれば、今回のように静かに、短期間で状況をリセットすることが可能です。逆に、指摘を受けてからでは期限が切られ、精神的にもさらに追い込まれてしまいます。

私たちは、単に片付けるだけでなく、お客様の「知られたくない」という事情を最優先に考慮し、最も負担の少ない作業プランをご提案します。

「誰にも会いたくない」「近隣にバレたくない」。 その気持ちも、立派なSOSの一つです。状況が深刻化してしまう前に、まずは一度、こっそりとご相談ください。秘密厳守で、元の生活に戻るお手伝いをいたします。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　30代男性
ご依頼エリア	大阪市住之江区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング
作業時間 / 人数	10時間作業/ スタッフ4名
費用	176,000円（税込）

スタッフ4名、２ｔトラック半分の処分量、10時間作業で金額176,000円です。