京都府向日市の団地(3階階段):「判断疲れ」で手が止まる…。無理に捨てない片付け術
今回のご依頼は、向日市の団地(3階・階段)にお住まいの、40代女性のお客様からです。 「ゴミ屋敷状態をなんとかしたい」というご相談でした。
お部屋は床が見えず、生活用品が層のように積み重なった状態。 しかし、一番の問題は物の量ではありませんでした。お客様の心が、「何を捨てて良いのかわからない」という強いストレスで動けなくなっていたことです。
「5分で手が止まる」原因は“判断の疲労”
「自分でやろうとしたけれど、5分で手が止まってしまう」 「片付けようと考えるだけで、胸が苦しくなる」
これは「判断の疲労」と呼ばれる状態です。 物が増えすぎると、「これは必要か?」「後で使うかも?」という迷いが押し寄せ、脳がフリーズしてしまいます。 お客様は決して怠けているわけではなく、この「迷い」に疲れ切っていたのです。


作業内容
心を守る「保留BOX」作戦
私たちは、お客様の心理的負担を減らすことを最優先しました。
- ステップ1:明らかなゴミの撤去 食品ゴミや壊れた家電など、「迷わなくていい物」を先に撤去。これだけで視界が開け、お客様の表情が明るくなりました。
- ステップ2:迷う物は「保留BOX」へ 衣類や書類など、判断に迷う物は無理に決めさせません。「保留BOX」へ入れ、後で落ち着いてから見直す仕組みにしました。
「今は決めなくていい」 そう割り切ることで、作業は驚くほどスムーズに進みました。
何年ぶりかの「床」との再会
お部屋の半分ほどが片付くと、お客様から安堵の声が漏れました。 「ここまで片付くのは、何年ぶりかわからない…」
空間が戻ると、麻痺していた感覚も戻ってきます。 仕上げに、長年の汚れが蓄積した床や水まわりを徹底クリーニング。ベタつきやカビを除去し、見違えるほど明るい空間に仕上げました。
「床がこんな色だったなんて…。家ってここまできれいになるんですね」 お客様の笑顔が見られた瞬間が、私たちにとっても一番の喜びでした。
作業を終えて:「また頼んでいい」という安心感
作業後、お客様は明るい表情でこう仰いました。 「今日ここまでできたのだから、もしまた散らかっても、またお願いできますよね?」
もちろんです。完璧を目指して苦しくなるより、困ったらプロを頼ればいいのです。 最後に、無理なく続けるためのコツもお伝えしました。
- 「仮置きスペース」を1か所だけ作る
- 判断できない物は、週に1回だけ見直す
- 「1つ入れたら1つ出す」を意識する
「決められない」ことは悪いことではありません
「捨てられない」「決められない」ことは、性格の問題ではありません。 疲れやストレスで、誰にでも起こりうることです。
手が止まってしまうなら、無理をしないでください。 私たちが「判断のお手伝い」と「片付け」の両面で、あなたの生活をサポートします。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者様 40代女性 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 京都府向日市 |
| 作業内容 | ゴミ屋敷片付け・全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 7時間作業/ スタッフ5名 |
| 費用 | 220,000円(税込) |
スタッフ5名、2tトラック半分の処分量、7時間作業で金額220,000円です。




