京都市山科区の3LDKマンション:「母の物を見るだけで涙が…」 悲しみに寄り添い、人生を丁寧に整理する遺品整理と再生クリーニング
今回は、京都市山科区のマンションにお住まいだった80代の女性のご遺族様からご依頼いただいた、遺品整理と全体クリーニングのケースです。3LDK2階エレベーターありの現場でした。
ご相談の背景:突然の別れと、遠方からの負担
お電話をいただいたのは、遠方にお住まいの娘様からでした。お母様が急な体調悪化で入院され、そのまま静かに旅立たれたとのこと。「突然のことで何から手をつけたらいいのか分からなくて…」と震える声でご相談をいただきました。
現地に伺った際、娘様は「本当は自分で全部やりたかったんですけど、母の物を見るだけで気持ちが溢れてしまって…」と涙ながらに話してくださいました。私たちは、遺品整理は物を捨てる作業ではなく、故人を想いながら整理する作業であることを改めてお伝えし、ご家族のお気持ちに寄り添いながら進めることをお約束しました。


作業内容:「人生」と「生活の跡」を丁寧に仕分け
作業はまず、「必ず残すもの」「一度確認してから判断したいもの」「不要なもの」を娘様と一緒に明確に仕分けしていくことからスタートしました。
- 思い出の品:アルバムや手紙は、娘様が「母は字がきれいだったんですよ」と微笑みを浮かべながら大切に残すものとして丁寧に梱包。
- 時間を止めた汚れ:数ヶ月間の入院期間があったことから、飲みかけのペットボトルや食品パック、郵便物などがそのまま残されており、これらを丁寧に撤去しました。
また、遺品整理が進むほど、娘様が「母にこんな思いをさせていたなんて…」と自分を責めそうになる場面もありましたが、私たちは「誰の家でも、生活の跡は必ず残ります。ご家族が悪いわけではありません」と、常に寄り添いながら作業を進めました。
全体クリーニング:故人様が喜ぶ空間へ
遺品整理の完了後、長期間誰も使用しなかったことで溜まった汚れと臭気を解消するため、全体クリーニングへ移行しました。
- キッチン:冷蔵庫の裏、換気扇内部の固着した油汚れと水垢を分解洗浄し、こもった臭気を解消。
- 水まわり:浴室の黒カビ、トイレの尿石・黒ずみを徹底的に除去し、衛生的で明るい空間に再生。
- 室内:窓サッシの埃、床の拭き上げ、押し入れ内部の拭き掃除まで細部に行き届いた清掃を実施しました。
「母が帰ってきても喜んでくれるような部屋に
最後に消臭処理を施し、娘様に仕上がりをご確認いただくと、涙をこらえながら「母が帰ってきても喜んでくれるような部屋になりましたね…」と静かにおっしゃいました。
「最初は業者さんを頼むなんて心苦しかったけど、お願いして本当に良かったです。自分一人ではここまで整えられなかったと思います」と感謝の言葉をいただきました。
遺品整理は、ご遺族が前に進むためのお手伝いです。もし、遺品の整理や片付けが進まないという方、気持ちの面でつらく手をつけられないという方は、どうか一度ご相談ください。私たちスタッフが、ご家族に寄り添った形で丁寧に対応させていただきます。
お客様情報
| ご依頼者 | 入居者の娘様 |
|---|---|
| ご依頼エリア | 京都市山科区 |
| 作業内容 | 遺品整理・全体クリーニング |
| 作業時間 / 人数 | 12時間作業/ スタッフ7名 |
| 費用 | 330,000円(税込) |
スタッフ7名、2tトラック2台分の処分量、12時間作業で金額330,000円です。




