今回は、京都市南区の2DKアパート（2階階段）にお住まいの40代女性のお客様からのご依頼です。当初は「とりあえずゴミだけ片付けてほしい」というシンプルなご要望でした。

現場の状況：隠されていた「真の汚れ」

長期間の不規則な生活により、部屋にはゴミ袋や紙類が積み上がり、床はほとんど見えない状態。お客様は「掃除までは頼むつもりはなく、ゴミがなくなれば自分で何とかします」と当初は話されていました。

女性スタッフが対応し、緊張ぎみのお客様に寄り添いながらゴミの搬出を開始。ゴミが減り、床が見え始めるにつれて、お客様も「久しぶりに床を見ました…」と安堵されます。

しかし、ゴミが減れば減るほど、別の深刻な問題が浮き彫りになりました。

• 床の黒ずみ：長期間の湿気と汚れで床が変色。
• キッチンの蓄積汚れ：シンクは油汚れ、カビ、水垢が層になり固着。
• 浴室・トイレ：排水周りの固着ヘドロや黒カビ、トイレの便座裏や床材にまで汚れが深く染み込んでいました。

お客様はゴミが減っていくにつれて、「思っていたよりずっと汚いですね…ここまでとは」と驚き、ついに「ここまで汚れているなら、とても自分では掃除できません…」と追加で水まわりクリーニングのご相談をいただきました。

作業内容：プロの技術で「真の清潔」を取り戻す

私たちは、ゴミ撤去後に改めて水まわりの現地確認を行い、追加で以下の徹底的なクリーニングを実施しました。

1. キッチン：油膜、カビ、焦げ付きが固まった五徳や天板を、専用の分解剤と研磨で丁寧に洗浄。
2. 浴室：排水口に溜まった固着ヘドロを撤去し、黒カビを専用薬剤で漂白。曇っていた鏡も磨き上げました。
3. トイレ：層になった尿石は表面を削りながら薬剤で溶かす工程を繰り返し、便器の白さを復元。

「本当に頼んでよかった」心の負担の軽減

作業が進むにつれ、変色していたシンクが本来の銀色を取り戻し、浴室の壁面にも明るさが戻りました。完成後、お客様は想像以上の変化にしばらく言葉を失い、「ここまで綺麗になるとは思いませんでした。ゴミだけのつもりだったのに、結果的に本当に頼んでよかった」と涙ぐむ場面もありました。

今回のように、ゴミの影に隠れて進行していた汚れは、自分で取り除くことが非常に困難です。「片付け」と「掃除」を分けて考えず、まずは一度私たちにご相談ください。環境が整えば心の負担も軽くなり、生活が必ず前に進みます。

【私たちからのメッセージ】再発防止のアドバイス

• 「小さな習慣」を意識する：水まわりの汚れは溜めると手に負えなくなるため、キッチンは週1だけ拭くなど、無理のない小さな習慣を取り入れましょう。
• ゴミ袋を近くに：ゴミ袋を数カ所に設置し、捨てやすくすることが重要です。

お客様情報

ご依頼者	入居者様　40代女性
ご依頼エリア	京都市南区
作業内容	ゴミ屋敷片付け・水回りクリーニング
作業時間 / 人数	7時間作業/ スタッフ3名
費用	154,000円（税込）

スタッフ3名、軽トラック2台分の処分量、6時間作業で金額154,000円です。